KUBO

幻肢のKUBOのレビュー・感想・評価

幻肢(2014年製作の映画)
2.5
今日は映画「幻肢」の試写会に行ってきました。

原作者の島田荘司さんのトークショー付きということで楽しみにしていましたが、実はそれだけでなく、入場者全員に原作本のハードカバーなどの入ったお土産が配られ、上映後には予定になかった監督・キャストの舞台挨拶もあり、たいへんお得な試写会でした。

島田荘司さんといえば本格ミステリーの大御所。最近は「写楽」などの歴史ものを書いたり幅を広げていますが、今回は珍しくラブミステリー。だいたいこれだけの大物作家が初映像化というのもビックリ。

お話は事前に電子書籍で読んでいたので面白いのはわかっていましたが、映像化されてよくなったかといえば否。本を読んでいたときの私の脳内に映し出されていた映像のイメージを映画は越えられませんでした。

監督はこれが2本目という藤井道人ですが絵心がないんじゃないかな? 引きの画面がほとんどなくアップ多用のテレビドラマ風。私の職場近くの吉祥寺と井の頭公園が舞台で楽しみにしていたのに残念だな。

(余談:私の後ろに並んでいたバカカップルの会話。
男「島田荘司ってくっだらない本ばっかり書いてんだぜ。俺、一冊も読んだことないけど。オテアライキヨシ(御手洗潔)のなんとかだぜ!」
女「それってミタライキヨシじゃないの」バカ過ぎてなんともはや)

*レヴューは当時のものです。
KUBO

KUBO