Grace

ジョルジュ・バタイユ ママンのGraceのレビュー・感想・評価

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フランスの作家ジョルジュ・バタイユ原作の『聖なる神 三部作』の「わが母」を映画化した作品。

この作品はフランス映画なのでしが、フランスではなくスペインのカナリア諸島で撮影された。スペインでの景色や映像は美しく、音楽も私好みの曲が使われていて良かった。

イザベル・ユペールが母親役を演じていますが、51歳(撮影当時)とは思えない美しさ・若々しさがありました。息子役を演じたルイ・ガレルは、『ドリーマーズ』に出演していた時と同じように脱ぎすぎでやりすぎなんじゃないかというシーンがあったので、私には生理的に受け付けない役柄でした。
母親が息子に言うセリフに納得できない、息子がやる行為が最低、性的に過激なシーンが所々あったりして、この作品のキャラクターや物語が衝撃的でした。

原作が未読な私が言うのもなんですが、タイトルが『聖なる神』の原作なのだから、もう少し性的な映像やセリフを控えめにした作品だったら良かったと思いました。
イザベル・ユペールやルイ・ガレル等の出演者の体当たりな演技は素晴らしく凄かった。
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