面白かったー!
劇的な展開も何も無いのに面白かった!
同じバスツアーに参加した、7人のおばちゃん達が山で遭難する、最高に地味なサバイパルムービー(笑)
「ルマンドならちょっと残ってる」
このセリフ、ガチおばちゃんで好き(笑)
登場人物のキャラ設定がリアルすぎて、モデルいるのかな?って思ったら、オーディションでその方の半生を語ってもらい、半分本人みたいな作り方をしてるんですね。
ワークショップで作られた作品だと知って納得!
冒頭からもう、いるわー、こういうおばちゃんいるわー、っていう人達が集まって、噛み合わない感じを醸し出してるw
それが会話を重ねるごとに、少しずつ空気感が変わってきて、それもまたリアル。
最初馬が合わないと思ってても、助け合ううちに謎の連帯感が生まれてくるんだよねwでも基本的に合わないから、喧嘩になるw
そして歩けば歩くほど道に迷うw
しかし杖のことと言い、揉め事の時といい、クルミの時といい、いちばん癖のない大人しそうな根岸さんが、いちばん無敵だった。むしろこの状況を楽しんでるようにすら見える。
私もいい歳なので、女はいくつになってもこんな感じだよね!って思うし、あの中に自分がいても全然不思議じゃない。
知らない人同士でも、集まるとしょーもない話で盛り上がってみたり、歌歌ってみたり、菖蒲の「いっせーのせ」大会したりw小さなことでも楽しもうとする思考、はしゃいじゃうノリ、少女みたいになっちゃうあの感じわかるな〜、ってほっこりしました。
監督は男性なのに、なんでこんなに分かるんだろう?
この作品のいい所は、無理に「絆」とか「感動」を入れてこないところ。
何も解決しないし、何も生まれない。
ほんとに等身大で、きっと別れる時は名残惜しいけど、もう7人は会うことはないんなだろうなと思う。
最後の滝もねwww
え?そうなん?っていう。
でもきっと7人には忘れられない滝になったんだろうな。