四十過ぎたら女はみんな同い年!
もう、拍手喝采です。
観終えてからじんわり、温かい。
バスツアーに参加したおばちゃん7人が山で迷子になって大冒険するお話。
乗り合わせた7人のおばちゃんの、おばちゃんらしいバス車内から始まる。
「うわぁ、おばちゃんだ〜」って少しげんなりするんだけど、徐々にキャラクターが明らかになっていき、次第に一人一人の事情がわかってくるころにはもう大好きな人たち。
“おばちゃん”ってひと括りにしがちだけど、当然ながらみんなそれぞれおばちゃんの年になるまで生きてきたわけで、そこにはそれぞれのドラマがある。
知ってしまえばちゃんと“○○さん”と認識するのに知らない若くない女性はみんなただのおばちゃん。
当たり前だけど、はっとする。
好きなキャラクターは最年長の花沢さん。自分のおばあちゃんを思い出す。いつもにこにこ穏やかで優しくて、すっごくチャーミング!
亡くなったご主人とバードウオッチングを楽しんだ思い出と太極拳のセッキーも素敵!
あのシーンは本当に胸を締め付けられる。
クミさんも中盤以降、“個”になってからは誰よりも女の子らしくて実は優しくてオペラも歌えてとにかく可愛らしい。
こうなってくるとただのメンバー紹介なので切り上げる。
ツアーガイド役の黒田大輔さんが、いい具合。ちなみに義理の兄に似てる。