やっぱり沖田監督の作品は面白い。
意外とこういったシチュエーションの映画は珍しくないと思うのだが、その場合男女混合だったり子供がメインであったりというのが普通。この作品は女の人だけ、しかも中年者ばかり。
これは凄く新鮮だった。
こういった女の人しかほとんど出てこない映像作品は
男の人が脚本だと特にミソジニー的な視点に陥りがちなのだが、絶妙な線で女の人の特性を活かしながらコメディに落とし込んでいることを感じた。
まぁ私も男なので女の人が観ると違う意見もあるかもしれないが。
それにしても沖田監督の作品は「間」が良い。
それは色々な話や会話のテンポ、遠目からの固定カメラの描写の尺時間であったり何もかも絶妙なバランスである。
幼児化したおばちゃん達が凄くファニーで可愛かった。
寝ながらの合唱シーンと蛇のシーンで少しジーンとしてしまった。
笑えるのに少しジーンとする感覚。
大好物だ。
一人も知っている俳優が出てこなかったのも良かった。
良作!