調伏系V魔虚羅

NY 心霊捜査官の調伏系V魔虚羅のレビュー・感想・評価

NY 心霊捜査官(2014年製作の映画)
3.5
元ニューヨーク市警の巡査部長であり、実在する霊能力者だと言われているラルフ・サーキの手記『エクソシスト・コップ NY心霊事件ファイル』を原作としている。

NYで起こった複数の奇怪な事件。背後に潜む“何か”を霊感の強い警官と神父が捜査を開始する。R-18のエクソシズム系映画となかなかに珍しく、良い感じに凄惨なゴア描写が全編に漂う、『サイコブレイク』的な気味の悪さに拍車を掛けている。ショーン・ハリス演じる、フードを被った謎の男のビジュアルも、エリック・バナ演じる警官との関係性も何処かルヴィクを彷彿とさせるものだった。
唐突に始まる格好良過ぎるナイフアクションが、そこらのアクション映画に引けを取らないレベルで格好良いのでそこに一番驚愕してしまった。ホラー映画だが、どちらかというとサスペンス色の方が強く、ジャンプスケアなるものも片手で数えられるくらいに少ないが、脚本自体が非常に優秀なのでグイグイ引き込まれてしまう。実話に基づいているらしいのだが、かなり盛っているような印象。結構面白いからもう別にいいけど。
調伏系V魔虚羅

調伏系V魔虚羅