《自分にはよく分からなかった》
【?】
ここ数年仕事を抑えてる深津絵里の割と新しめの作品(と言っても大分前だが)という事で鑑賞したが、結果的に自分はよく理解ができなかった。
ファンタジーであるにしろ、亡くなった人が蘇ったのにも関わらず瑞希も妹を亡くした奥さんもリアクションが薄すぎる事に驚く。そして場面転換も毎回唐突でエピソードごとの落とし所も弱く感じた。「?」が何個も続いたので最後に全てが分かると思い見ていたが、結局"全てあなたの解釈にに委ねます系"だったわけで…。
【音楽】
音楽はかなりミスマッチな気がした。曲自体は素敵だが、プッシュが非常に強い。王道ファンタジーのラストシーンのような曲調からホラーやサスペンス要素も感じるゾッとした曲調まで、幅が広いというより圧が強い。"あなたに委ねます系"にしてはパワー系のミュージック。
【その他】
終盤の煙の演出は合成丸出し…。中途半端に画的な勝負をしなくとも、立派な役者が揃っているんだから何もしなくてもいいだろうに。
【総括】
という事で、この映画の価値が分からないなりに身を委ねて鑑賞してみたが、なんか余計な物が挿入されてたりして、演出の意図というか全体像というか作品の色さえ自分にはよく分からなかった。まだまだ自分の修行が足りてません。他の人のレビューを読んでみよう。
今作最大の魅力は深津絵里。