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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)の160のレビュー・感想・評価

5.0
高い期待値を抱いて観た映画って
それを下回ってしまうことも少なくない。
それを防ぐために最初から期待することをどうにかやめようとしているまである。

もしくは観る前に面白いのエビデンスまで獲得しようと努めてしまったり。

この映画は敬愛なる村上春樹さんが褒めていたという上で述べた信頼なるエビデンスのもと観た。
それでも期待を持つこと少し憚られたけれど。

結果。
素敵な映画との出会った嬉しさ、
映画に裏切られなかった安堵の気持ちを受け取った。



芸術者の役目ってなんだ?
成功ってなんだ?
世の中簡単に人を過去に流行ったものとしやがる。
プライドと情熱持つのが馬鹿らしい。

これらをここまで映画という作品に載せて観賞用にしていることに感嘆した。


でも、この映画をここまで楽しめたのは
このレイモンド・カーヴァーの
「愛について語るときに〜」を読んでいるからかもしれません。しかもつい昨日。
既視感あるセリフとシチュエーションで作品にもスラスラ入り込めました。


映画の良さが詰め込まれまくりの作品だと思います。
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