何度も観ている傑作で、夏休みの最後の夜、社会復帰する前にまた観てしまった。
バットマンのマイケルキートンが主役の時点で現実と脚本のリンク感出てるのが良いし、マーベル系のヒーローものを揶揄する台詞の数々もすがすがしい。
台詞に名言が多い。名言だけでなくて含蓄のある台詞が多々あって退屈しない。
サムとマイクの真実or挑戦ゲームのクダリの
「インポじゃなかったら私になにしたい?」「目玉をくり抜いて自分のものにする。その若さに戻って通りを眺めたい」とか最高にイケてますね。
90分近くワンカット風編集だが冗長さを感じないのは台詞の力が大きいと思う。ドラムンベースのBGMもセンスが好きで、総じてカッコいい。
終始惨めでぶざまで病んでる主人公でその姿は痛々しいのだけれどハッピーエンドな映画なのではないか、と思っている。
父娘あるいは家族の映画でもあると思う。
エマストーンこういう擦れた役もっとやってほしい。
自分はたいへん好きですが、観る人を選びそうな映画ではあるかと思う。