ちょーっとピンとこなかった。
長回し風、映画と演劇、というものは好きなものではあるはずだけれど、そここそが乗れない要因となっていたような気が。
扉を開いたり場所移動によって所々暗転を挟み込むのであれば、もっとタメが欲しかった。ショーマストゴーオン、なんて言いたげにするすると進んでいった話がいつしか羽を伸ばして飛び立っていきこちらは置いていかれる。
思っていた以上に集中力が必要だったので今の自分には合わなかったのかも。主人公が再起を懸けて挑んだ舞台のように、作品には出会うべき時がある。いつかこの作品を観るに相応しい状態がくるのかもしれない。