おおさこ

帰ってきたMr.ダマー バカMAX!のおおさこのレビュー・感想・評価

4.0
なんて素晴らしい邦題でしょう。これほどまでに端的にこの映画を表しているタイトルはないんじゃないでしょうか。バカが帰ってきた、しかもMAXで!・・・以上。素晴らしい!

今作は20年振りの続編です。ファレリー兄弟もジム・キャリーもジェフ・ダニエルズもこの年月を感じさせないというか、むしろこの20年で築いてきたキャリアを棒に・・・じゃなくて、総動員してさらにさらにバカになっています。
ファレリー兄弟らしい毒、というか愛もたっぷり詰まっています。博士に軍人に障害者にみーんなバカにしてます。『テッド』のセス・マクファーレン監督も色々毒づいて面白くはありますが、やっぱりファレリー兄弟の方が根底に愛がある分上だと思います。
ジム・キャリーがこんなにも楽しそうにスクリーンで暴れているのも久しぶりに観た気がします。やはり、ファレリー兄弟との相性は抜群のようです。

ストーリーはジェフ・ダニエルズのまだ見ぬ娘を探すと言うシンプルなモノです。しかし、しっかりとツイストが効いている上にちょっとしたところを上手い事繰り返したりと、大変良く出来ているのでそっちの満足度もMAXです。

こんなに素晴らしい映画を観た後は茂みの中に人を突き倒してバカ笑いしたくなりますが、それは映画の中だけにしといた方が良さそうですね。