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アルジャーノンに花束をのhimacoのレビュー・感想・評価

アルジャーノンに花束を(2006年製作の映画)
4.0
ダニエル・キイス原作。
知的障害者のシャルル、35歳。
目印をつけた手描きの地図を見ながら学校へ掃除の仕事に向かう。
たどたどしく黒板に書いた名前と年齢。

研究所の提案で“かしこくなるのはステキだ”と新薬の臨床実験第1号、ネズミのアルジャーノンに次いで、人での初の実験に参加する。

周りも驚く程にみるみる知能は上がっていき、彼の世界は変わっていく。

苦悩するシャルルの表情に胸が痛む。
彼の決断。

ピアノの音色と共に訪れるラストシーン。余韻が後を引く。

10代の頃、氷室京介のファンだった私。
彼がダニエル・キイスの作品『アルジャーノンに花束を』に影響されて作った曲『ディア アルジャーノン』
それを知って原作本を買い、当時VHSの『アルジャーノンに花束を/まごころを君に』を観ていた。今はどこにも見当たらなく、この作品で久しぶりに鑑賞。
ストーリーは違うがこれはこれで良い。
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