思春期の若者たちの恋愛や生活をリアルに描いた作品。
悪い言い方をすると、よくあるもやもや系不安定映画です。
ただ、私はこういう作品が大好きなのです!! 偉大なるソフィアコッポラ監督の姪、ジアコッポラによる作品。さすがです。
個人的に何よりツボだったのが主演を務めたエマロバーツ!可愛い、かわいすぎる。。彼女の魅力をこんなに引き出している作品観たことがなかった…
そして、フレッシュなジャックキルマーの演技も透明感があって素敵です!彼から目が離せなかった。新人とは思えない存在感です!
ナットウルフもさすがです!きっと星のせいじゃ無いを観ている方ならピンとくるはずです。
お酒、薬に溺れるテディ、素行が悪く女癖も悪いが実はゲイであるフレッド、家庭環境と恋愛とで悩むエイプリル…
多分、どうでもいいといえばどうでもいいことだし、若いなあと感じることもあるけれど、高校生という年代だからこそ感じる苦しみや不安を描いています。
ホームパーティのシーンや、随所で流れる音楽はオシャレかつクールで、若々しさに溢れた作品というのが伝わります。
追記ですが、映画を観るようになってから、同性愛者について考えるようになりました。自分はグザヴィエドランの作品が好きなので、同性愛についてもストレートに受け止めていましたが、この作品を観て、やっぱり同性愛者はマイノリティで苦しむことが多いと考えさせられました。
好き嫌いは分かれそうですが、鬱系ヒューマン好きな方は是非みてもらいたいです!