Saco

きみはいい子のSacoのレビュー・感想・評価

きみはいい子(2014年製作の映画)
4.0
•モスクワ国際映画祭最優秀アジア映画賞

内容は虐待・学級崩壊・高齢者認知症を軸にした3つの話の群像劇。けど、どの話も深刻すぎず日常の延長に”ありそう”な事ばかりで、とても他人事には思えず見入ってしまった。

『世界を救うことはできなくても、まわりの誰かを救うことは、きっと、だれにでもできると思うのです。』
とは原作者の中脇初枝さんのコメントだけど、一見陳腐な綺麗事にも聞こえる言葉に、観終わったあとはとても説得力を持って頷かされるのでやっぱ呉監督はすごい。

ただ、"そこのみにて光輝く"の次の日にみたら役柄引きずりすぎて、幸せそうな池脇千鶴にホッとするし高橋和也の笑顔はうさん臭く感じたので連日で観るもんじゃなかったなぁ(笑)
Saco

Saco