shiori

きみはいい子のshioriのネタバレレビュー・内容・結末

きみはいい子(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっと観たかった作品
子どもを題材として扱った群像劇

無償の愛を与える存在は、大人ではなく子どもの方だと改めて感じた
幼い頃の子どもは絶対的に親を愛して見捨てずその変わらずに見つめる瞳が傍から見ると、切なくて痛々しくて愛おしい
でも、そこに希望がある
逆に絶望もあるのが現実なのだけれど


どんな事があっても頑なに親を愛し、守り、怯え、表情を伺う子どもの姿
多くの母親が感じるであろう子育てという閉鎖的な世界の中での息苦しさ、尾野真千子が演じる母親の気持ちが痛いほど伝わってきた苦しくなった
尾野真千子が抱きしめられるシーンでは涙が溢れた

何度この作品で泣いたか分からない
どんな時でも母親を選び、母親を心配する子どもと、自分への嫌悪感に苛まれる母親
どうしようもなく愛しくて苦しい
高良健吾に子どもが「頑張って」と抱きしめるシーンは、可愛くて愛しくてグッとくる

ポスターの通り、大人も子どもも抱きしめられたいし、自分の気持ちに寄り添ってくれる存在が必要なのだと思う
そして、何より子どものパワーは凄い
自分の親を選び抱きつく姿や、お揃いの靴を履いてウキウキする姿が凄く可愛い

子育ては一喜一憂、一進一退の連続

この子いい子よ、というおばあちゃんの言葉に涙を流す母親の姿は忘れられない


そして、高良健吾が演じる教師という視点から見た子どもたち
難しいな、と思った
映画の感想とはかけ離れてしまうし言葉がまとまらないから書かない
けれど、凄く考えさせられた
子どもに高良健吾の言葉が思いがけなく響く瞬間が凄く好き、本当にどんな言葉が響くかなんて分からないなといつも思う

ラストシーンに思う事は色々あるけれど、高良健吾が走る姿は希望が溢れていた
頑張ろう!と思えた

それにしても、良いポスター!
この2人の姿を切り抜いた事も、キャッチコピーもそれに重なり合うタイトル(原作は未読)も想いが伝わってきて凄く良い
そして、黒川芽以が可愛くて満足!笑