幸せは晩御飯を食べて、お風呂にはいって、布団に入って、おやすみを言ってもらった時。
深い息を吐きまくる映画でした。
役者さんの演技、子役は勿論、尾野真千子さん凄いですね。
クラスの子供たちも序盤、本当に憎たらしい。
個人的に内縁の父の人、やべー実在感、むかむかします。
また、それぞれの背景を表す登場人物が召されてるお洋服上手いですよね。
演出も素晴らしくて
セリフや行動の繋がりを繋いでいく編集もそうですが
序盤の尾野真千子さんの顔面にかかる暗い影がラスト少し救われるシーンで顔に陽が差して、このシーンで涙腺決壊です。
ちなみに序盤の虐待描写も尾野真千子さんの背中越しに見せられるんだけど、もう嫌な見せ方でした。
この映画で主人公を開眼させる、少し大げさなテーマにもかかるようなセリフ、とても刺さりました。
しかもね、やや大げさに演出されては居ますが、会話の流れで伝えて下さる、このバランスも素敵。
「シャワー浴びてこよっかなー♪」が代表的なセリフの主人公のラストの気づきと、終わりの切れ味、最後まで本当に楽しかったうえに、観た後、心に残る映画でもありました。