「いい人だね」
「いい子だね」
って言葉が息苦しい。
だって自分はそんないい人じゃない。
そんな風に自分を思っている人って意外と多い。
でも絶対に、
「きみはいい子」
って言われて、わんわんと泣いてしまうような救われた気持ちになる時もある。
世の中の目は厳しくて、
いつも自分はどこかで評価されてる気がして、
「あぁ自分はダメなやつだ」
「自分はクソ野郎だ。」
なんて思ってしまう。
そんなことない。
あなたはダメな人。
でもいい子。
完璧じゃない自分も知って、
その上で全部を受け入れて、
「いい子」と静かに抱きしめられる。
その許しは、母のように暖かい。
泣かずにはいられない映画だった。