manaウィステリアフィールド

きみはいい子のmanaウィステリアフィールドのネタバレレビュー・内容・結末

きみはいい子(2014年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

この作品を観てまずとにかく息子を、娘を、家族みんなを抱きしめたいし、抱きしめて欲しいと思った。

虐待って本当にやってはいけない事なんだけど、尾野真千子の役みたいな立場のお母さんだって虐待したくてしてるんじゃない。ワンオペ育児って無理。
一つの命と向き合うのに一人きりは本当に無理。
旦那さんやじぃじ、ばぁばなどが育児をどのくらい一緒に担ってるかっていう所が虐待を生むか否かを決定付けると言っても過言ではない。
物理的に一緒に居られなくても誰かに本当の意味で母という立場を理解されて心を支えられていたら全然違う…
そこが尾野真千子のような母になるかと池脇千鶴のような母になるかの分かれ道だと思う。

学校での問題も難しい問題だよなぁ。
先生って本当に難儀な仕事だよなぁ。

モンスターペアレントなんて言われる人も居るけど、考え方によっては我が子を守ってあげられるのは親しかいないもんね。
どんな親が正解って無いから分かんなくなるなぁ…

ネグレクト&義父からの虐待の子にはどうか幸せになって欲しい。揚げパンを受け取って彼が笑っていられますように…

息子7歳、娘5歳。今まで間違いだらけの育児してきてしまったから本当はもう一回赤ちゃんからやり直したいけどそんなの無理だから今からでも間に合うだろうか…
もう少し子供達にとっての正しいお母さんに近づけるだろうか…

まずは明日から出来るだけたくさん抱きしめる事から始めようかな…