藍沢

きみはいい子の藍沢のレビュー・感想・評価

きみはいい子(2014年製作の映画)
3.1
18/5/4
所謂"理想の家庭"に育った"理想の大人"は存在しないんじゃないかと思う。

躾と称して人を殴ることが正当化されるなんて間違ってると思う。何で子どもだからって物理的に力を与えることが許されるのか分からない。体も力も差がある中で殴っておきながら、まるで子どもに責任があって子どものためかのように振舞うなんておかしいでしょ。既に身体的、精神的暴力が子どもの将来長期に渡って悪い影響を与えることなんてみんなが分かってることなのに、まだそういう親がいてそれを見過ごす社会があるのが謎。

虐待の世代間連鎖が起きる場合と起きない場合はどう違うのかな。この映画内では、周りに(親だけでなく近所に)自分を大切にしてくれる大人がいるだけで自己肯定心が養えて「自分の子どもには手を出さない」と強く思えるようになるということか。
あと、映画の趣旨とは違うけど私に教師は向いてないなと思った。
藍沢

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