児童虐待を主軸に、かなり様々な要素が詰め込まれた作品で色々と考えさせられましたが、雅美・あやね親子には陽子が寄り添っていたように、救いも描かれており、取り上げた内容の割には重くなりすぎず、『誰も知らない』のようにあまりに救いの無い現実を突き付けられるような作品と比べ、比較的観やすい印象を持ちました。
主な舞台となる様々な歪みが剥き出しになった教育現場、そして教師の大変さは知人から伝え聞いていたものの、色々な側面で大変な仕事だと改めて感じます。
現実にいずれかの問題に関わっている方はまたそれぞれ印象が異なるのだろうとも考えました。
小樽を舞台に撮影との事でしたが、小樽
らしさは控え、坂の多いどこかの港街という印象でした。
児童だけで無くあらゆる虐待がこの世界から無くなりますよう。
あきこ老人を演じた喜多道枝さんはフランダースの犬のネロ他を演じた声優さんとの事で驚きました。