きみはいい子の作品情報・感想・評価 - 251ページ目

「きみはいい子」に投稿された感想・評価

こんなに泣いた映画も久しぶり。

序盤の胸糞の悪さ加減は「そこのみにて光り輝く」級

照明の色合いの違いで、親子間の感じを表現してて、あるポイントで、それが氷が溶けるような解放感を感じられる。

みなさん、子役に至るまで演技が最高で、池脇さんと高橋さんは先記の「そこのみにて~」の印象が強いのではないかと危惧していたがなんのその。「本当に『そこのみにて~』の千夏?中島?」と疑うほど、本作に馴染んでいた。

“宿題”に対する神田くんの返しに涙腺崩壊。

劇伴も最高でした
shiori

shioriの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっと観たかった作品
子どもを題材として扱った群像劇

無償の愛を与える存在は、大人ではなく子どもの方だと改めて感じた
幼い頃の子どもは絶対的に親を愛して見捨てずその変わらずに見つめる瞳が傍から見ると、切なくて痛々しくて愛おしい
でも、そこに希望がある
逆に絶望もあるのが現実なのだけれど


どんな事があっても頑なに親を愛し、守り、怯え、表情を伺う子どもの姿
多くの母親が感じるであろう子育てという閉鎖的な世界の中での息苦しさ、尾野真千子が演じる母親の気持ちが痛いほど伝わってきた苦しくなった
尾野真千子が抱きしめられるシーンでは涙が溢れた

何度この作品で泣いたか分からない
どんな時でも母親を選び、母親を心配する子どもと、自分への嫌悪感に苛まれる母親
どうしようもなく愛しくて苦しい
高良健吾に子どもが「頑張って」と抱きしめるシーンは、可愛くて愛しくてグッとくる

ポスターの通り、大人も子どもも抱きしめられたいし、自分の気持ちに寄り添ってくれる存在が必要なのだと思う
そして、何より子どものパワーは凄い
自分の親を選び抱きつく姿や、お揃いの靴を履いてウキウキする姿が凄く可愛い

子育ては一喜一憂、一進一退の連続

この子いい子よ、というおばあちゃんの言葉に涙を流す母親の姿は忘れられない


そして、高良健吾が演じる教師という視点から見た子どもたち
難しいな、と思った
映画の感想とはかけ離れてしまうし言葉がまとまらないから書かない
けれど、凄く考えさせられた
子どもに高良健吾の言葉が思いがけなく響く瞬間が凄く好き、本当にどんな言葉が響くかなんて分からないなといつも思う

ラストシーンに思う事は色々あるけれど、高良健吾が走る姿は希望が溢れていた
頑張ろう!と思えた

それにしても、良いポスター!
この2人の姿を切り抜いた事も、キャッチコピーもそれに重なり合うタイトル(原作は未読)も想いが伝わってきて凄く良い
そして、黒川芽以が可愛くて満足!笑
aya

ayaの感想・評価

4.2
想像していたよりも心が痛む内容だった。子どもも大人もそれぞれに共感できる部分があって、苦しいけどあったかい気持ちになった。
原作読んでますが、非常に上手くまとめてあるなと思いました。
オノマチさんは安定の演技力ですが、池脇千鶴の実存感が凄まじすぎて下腹部にきました。なんかもう、恐ろしいなとすら思ってしまった。あと、高橋和也のリアルさも半端なかった。
高良健吾のボンクラぶりはむしろホッとしたw先生が子供達を指導しながら、自分も子供達によって成長もしてく姿をとても具体的に示していたのが素晴らしかった。
映画において、走り出すことの重要性をきちっと踏まえていたのも涙出た。(だからこそ、あのラストの演出は必要だったのかなと思ってしまった)
子供達の演出も驚くばかりのリアルさで、呉監督は是枝監督と肩を並べたんだ!と感じました。
ぺしん

ぺしんの感想・評価

4.5
よく出来た群像劇

ハッとするカット、
ブスッと刺さるセリフ、
グッとくる表情
素晴らしい映画だった

「かつて子どもだったすべてのひとに」
使い古されたコピーではあるが、
正にその通り

エンディングも秀逸
OWeeeeN

OWeeeeNの感想・評価

4.4
すべての大人が見るべき映画。こんなにトゲトゲしい邦画は今までにあまりなかったんじゃないか。「クラッシュ」を見た時の感覚に近い。
高良健吾で「大丈夫?」って思いましたが、池脇千鶴だけでこんなに映画の質が保たれるとは。
まず見た方がいい。
そこのみにては好きだったし、評判よかったから期待しすぎた
まったく分からなかった。恋人たちもわからなかった…。
初めて映画館で2回観た作品です。

印象に残るシーンが非常に多く、厳しい現実の中にある、僅かながら、確かに存在している「希望」や暖かみのある優しさが丁寧に表現されているように感じます。

「きみはいい子」のタイトルが画面上に映しだされるシーンと見事な演出、音楽と絶妙な編集から魅せるラストシーンが特にお気に入りです。

この映画に出会えて良かったと今もなお、そう思う映画です。
はら

はらの感想・評価

3.0
タイトルがいいなあと思って観ました。
よかった。誰かを悪者にしたり全ての問題に安直な解決をあてがったりしていないところが正直で、とても好感が持てました。
自分がひどく育てづらい子どもだったこと、でも投げ出さなかった母の辛抱、を思い出しました。
ka

kaの感想・評価

3.7
逃げ出したい、投げ出したい、どうしてって思う不条理なこと。自分はほんとうにちっぽけで、何かを変える力なんてない。それでも、ほんの一握りの希望をくれる。

でも私は「そこのみにてー」の方が好きだな。