きみはいい子の作品情報・感想・評価 - 256ページ目

「きみはいい子」に投稿された感想・評価

や

やの感想・評価

5.0
2016.1.12 早稲田松竹にて
思う事がありすぎて、言葉にするのが難しい。
親子だから家族だから愛があって当たり前、と簡単に言えない。児童虐待や家庭内暴力、家庭の中で起こる辛い事悲しい事は、どこか皆他人事で語り合うけど、それを経験してなくても自分事として見る事が出来る、そんな作品だった。
家庭の中に問題がある事に後ろめたさを感じる事なく、事実として受け入れて良い事を教えられた。そういう事を乗り越えて、いつか、家族を子供を持ちたいと思えるようになりたい。
児童虐待とその連鎖、ママ友の格差、モンペ、貧困家庭、学級崩壊、いじめ…。現代日本の病がてんこ盛りの重い重い映画だが、救いはある。子供にこんな演技させちゃって大丈夫なの?っていうくらいにリアルで作品にのめり込める。
TakumiO

TakumiOの感想・評価

4.6
『あん』と合わせて、去年のうちに観てたら間違いなくダントツで2015年ベスト映画だった……
ばんび

ばんびの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

良い映画でした。

ギュってして頑張って、っていう子供。
虐待されたもの同士の支え合い。
痴呆老人と障害のある少年。
kan

kanの感想・評価

4.8
舞台挨拶を初めて見に行った。

心にじんわり〜。。

「がんばって」って抱きしめるシーン
さみしいとウサギは死んでしまうというけれど、
人間もさみしいと壊れてしまう。

この作品をみて多くの人が、
自分も抱き締めてもらいたいことに気づくのではないだろうか。

新米教師は、あの子を救えないかもしれない。
そんな簡単なことではないから。
でも、さみしいとき、あの子は思い出すのではないだろうか。
自分のためにあんなに必死に駆けてきてくれる人がいることを。

とても難しい宿題。
家族の人にぎゅっと抱き締めてもらってくること。
誰か私にも宿題出してくれないかな。
本を読もう読もうと思っている間に映画化されていた。

うーむ、話の内容で取り立てて良かったところはない。

印象に残るは、池脇千鶴と高橋和也の演技のみ。
特に池脇千鶴はもっともっと見たいと思わせる。いつからこんなに上手くなったんだ?
ジョゼのときはどうだっけ?また見てみよう。
caramel

caramelの感想・評価

4.4

このレビューはネタバレを含みます

これは!!素晴らしすぎる。
このタイミングででも、見れてよかった..

いまの日本を的確に捉え、哀しい現実を受け止めながらさらに希望も描いている。2016(公開は2015だけど)の日本に生きる大人なら、見ておくべきとさえ言い切っても良いくらい、意味のある作品だと思う。

ネグレクトやそれをはじめとする児童と教育の問題をテーマにした作品だけど、先生、生徒、母親様々な登場人物を丁寧に描き、さらにそのなかでも色々な事情や考え方を持った人がいるということを、説明的な台詞ではなくちょっとした仕草や動きで描く。押し付けがましくなく、自然で、すっと入り込めてしまう。これはすごい。

私は、虐待には合っていないけれど、片親で育ち、他と違うのではと家族の形に疑問を常にもち、他者からの目を気にしながら育ったという経験があるため、見ていて幼い頃からの様々な感情がふつふつと湧き上がるのを感じた。

小学校の教室のシーンでは自分もあの教室にいるかのように、やんちゃな男子とギャーギャー騒ぐ女子にイライラしたし(みんなうるさいよ、だまって勉強しろよと思ってるイヤミな子供でしたw)、家に帰ればうまくできないことを母親に急かされたこと、ひとり帰る家が冷たくて寂しかったこと、近所のおじいちゃんやおばあちゃんに可愛がってもらったこと、いつもひとりでウロウロしてた近所のショッピングセンターの警備員さんがいつも「こんなべっぴんさん見たことないよ」といつも笑顔で話しかけてくれたこと..
幼い頃、どこかでもやもやしたりちょっとだけ嬉しかったけど、言葉にできなかったこと、そういったものがばああーっと蘇えって、涙がとまりませんでした。

そして、あの「とんとん」。私もそうされたことがある、あの感触を思い出す。
甥っ子くんの小さな、まだかわいらしい手足が画面を通してもあたたかく感じられて、温度までこちらに伝わってくるようで、本当に感動しました。

内田慈さん演じる主人公のお姉さんの台詞がまた素晴らしくて..
「私がこの子に優しくすると、この子が他の子に優しくしてくれるの..お母さんってすごい仕事でしょ」
これこそが、人が生きる意味なのだと思う。
そして、それは最終的には代わりのきかないものであるということを映画ではあやねちゃんが教えてくれます。

同時に、戦争と、戦後の日本社会が奪ったもの、失くしかけているものについても深く考えさせられ、感動した、で終わらせてはいけないなと思いました。

親子だから、真剣に向き合うから苦しくなることもある。
今後、私が自分の子供を育てる機会に恵まれるかどうかはわかりませんが、もしその機会がなかったとしても、つかの間の拠り所として子供が甘えられるような、いち大人でありたいなと思います。
まきち

まきちの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ようやく観れた、呉監督の新作

毎回、上手く言えない感情になるのですが、
とにかく、みんな幸せになって欲しい

キャスティングに感服させられた。
前作でどん底にいた池脇さんは、とても素敵な母親になっていたし、
哀しいかな、尾野さんはあんな母親が似合う
高良くんの、あの新米な軽率な雰囲気出すのとっても上手やなぁ〜という感じ。


ここで泣け!泣け!っていう涙誘いのカットより、映画全体を見て自分の中の感情が動いて泣くことのできるのが、この作品。
尾野さん演じる母親のトイレのシーンと、
児童への質問シーン、
最後の、桜のモンタージュで涙が溢れました。
観ながらよーく考えて理解できた時、気持ちよさと同時に物語の世界観が自分の中に入り込んで、作品にどんどんのめり込んでゆく。
派手なアクションはないけど、これが邦画のいいところで、テレビでは無くて、ちゃんと映画館で、集中して観て欲しい。


いまは目とこめかみが痛い
kiki

kikiの感想・評価

3.9
小学校教師が出した、家族のだれでもいいから肩を抱く宿題と子供達の感想場面に感動した(>_<)
呉美保監督の視点はやっぱりスゴイ!日常生活にも大切な事があるよと気付かされた感じです。