きみはいい子の作品情報・感想・評価 - 287ページ目

「きみはいい子」に投稿された感想・評価

シロ

シロの感想・評価

4.8
「子供を可愛がれば、世界が幸せになる」

岡野先生のお姉さんの言葉が、本当に素敵だった。
甥っ子が岡野先生をぎゅーっと抱きしめて、「頑張って」って、何度も肩を叩くところ。神田くんが、宿題を「宿題ぜったいにやってきます!」って言ったところ。近所のおばあちゃんと自閉症のお母さんの涙のシーン。
所々で、泣ける泣ける泣ける。笑

虐待とか、いじめとか、先生たちの大変さとか。いろんな問題、葛藤の中で、たくさんのキラキラのある映画でした。

「幸せは、ご飯を食べて、お風呂に入って、お布団に入って、お母さんにおやすみを言うときの気持ちです」
そうだよね、そんな当たり前のことが、幸せだよね。自閉症のひろやくんに、教えてもらったこと、忘れないでいたいと思いました。

みんなにそれぞれの事情があって、思いがある。でも、求めてるのはきっと1つで、お母さんの、家族の、大切な人の、ぬくもりなのかな。

岡野先生のクラスの子どもたちが、本当にリアルでした。笑

そして、最後のシーンに続く結果が、きっと幸せでありますように。
メモ109シネマズ川崎。
ラゾーナ開店前は映画館の場所がわかりにくいので時間に余裕をもって。
愛されて育ってつくづくよかったなと思える映画。とうちゃんかあちゃんに感謝感激雨霰
子どもは大人が守らなければいけないと思った。
教育、育児、障害、愛情、、、とか色々考えた!ふかーい(/ _ ; )
序盤から中盤までは平熱な雰囲気が際立ってるんだけど、池脇千鶴と尾野真千子が抱擁を交わすところに陽の光が射すシーン以降は、色彩豊かな感情が一気に浮かびあがってくる。こういうダイナミックな展開に持っていくまでの、物語を丁寧に描く繊細さも見逃せない。

画面サイズをヨーロピアン・ヴィスタにしたのは、たくさんの出来事が起こる広くない街の“広くない感じ”を上手く表現するためなんだろうけど、これも大当たり。物語はもちろんなんだけど、そのスタイルにも惹かれてしまった。

というわけで、否応なしに多様な社会となった現在において、異なる価値観を持つ人同士はどう繋がるべきか?という疑問に対する決定打のひとつを示した傑作です。
dada

dadaの感想・評価

4.0
こんな邦画なら、たくさん見たい。
温もりを感じさせてくれる映画を。

あれ、ちょっと緩慢な流れだな、なんて思ってたら突如、涙腺を刺激されました。まず、甥っ子のハグにヤられました。
大学生のとき失恋をして落ち込む私の肩を抱いて励ましてくれた女友達とその時の気持ちが蘇った。ココロも身体もじんわりあったかくてさらに涙が溢れたなぁ。

もはや呉組の若頭といっても過言ではない池脇千鶴は今回は陽気な二人の子持ちの主婦になりきっています(身体もいい感じに緩めに仕上げてるところも見所)。そんな池脇千鶴にもギュッ、とココロを掴まれます。

人の思いというのは様々で、ほんのちょっとしたことで良くも悪くもなる訳で、抱きしめるような余裕と抱きしめられた時の温もりを抱きながら他人と接することが出来たなら、より気分良く生活出来るんだろうなあ。

だから、テレビのテロップのように事あるごとに感嘆する後ろの席のおばちゃん二人組も、泣いてるのに結構な頻度で携帯電話を確認する隣のおばさんも、今日のところは許すことにします。
巳美

巳美の感想・評価

4.3
愛の足りない世の中に、もっと愛を溢れさせようという気持ちになる映画でした。
呉美保監督の作品は初めて観たのですが、押し付けがましさのない丁寧な描き方に才能を感じました。
出てくるこどもたちはみな、とても自然で、ドキュメンタリーのようだったし、池脇千鶴や尾野真千子や高良健吾の演技にも説得力がありました。
安易なハッピーエンドでないのもリアルでした。
もっとこの監督の作品を見たいと思います。
すじこ

すじこの感想・評価

4.1
そこのみで不倫関係だった池脇千鶴と高橋和也が今作ではいい夫婦なのがよかった
Aya

Ayaの感想・評価

4.2
ラスト、あれでよいでしょう!
確かにあのアパートに希望はごく僅かだけど・・・。
特別学級の参観日の桜は、本当に咲いていたのでは?
6月の北海道。可能性にかけさせてください。(あのクソCGは無視でw)
学校って、組織って、あんなに何もできひんにや・・・と思った。
逆に、個人には何かできることがある、という希望の形を対比して描いていました。岡野先生のラストはまさに!そうよね。
神田先生が抱きしめてもらうシーンは涙ボロボロ。お姉さんの言う「〜。子供を可愛がれば世界が平和になる」これは綺麗事だけのセリフではないと思う。
でも、その後に生徒へ出す「家族の誰かに抱きしめてもらう」という宿題。いろんな意見が出てたこと、そして、絶対してくると言って、来なくなってしまった子・・・あの宿題が全員にプラス作用を起こしたわけではない、というマイナス面も描かれていて素晴らしい脚本。
後、パンフは台本も付いてます!音楽もいい。サントラ買わなくちゃ!
尾野真千子さんと池脇千鶴のエピソードは虐待が伝染する例、しない例を描いていて、尾野真千子さんが少し画一貫されていたかしら?ただ台本読んだらやっぱ2人の違いが自然に浮かび上がる会話とかがすごいの!
同じ虐待というテーマを扱ってても、当事者と当事者じゃない人の両方の目線が入ってる新しい発想の映画。
そういや黒川芽以と高良健吾って横路世之介と続けてカップル役だね!
yasu

yasuの感想・評価

4.6
辛くて悲しい想いをしている人が近くにいれば、その人を抱きしめてあげてくれませんか?
人に愛や喜び、ちょっとした色んな想いでも素直に伝えていきませんか?

そうしてこれから生きていきませんか?ということを伝える映画だと思います。

それに小学校の現場、教職員の苦労がリアルに描かれていて、これが現状なのかと。生徒のことを今は、さん付けなんだとか…
ただただビックリした。


3つのストーリーに分かれているのも良かった。

やっぱり呉監督は素晴らしいです。それに池脇千鶴さんは本当に日本の宝です。
この映画は
多くの方に観ていただきたい。

良い映画に出会えてよかった。

2015.7.1@シネ・リーブル神戸