きみはいい子の作品情報・感想・評価 - 287ページ目

「きみはいい子」に投稿された感想・評価

ayn

aynの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

抱きしめるがテーマの映画。

大人も子供も何を話しかけてほしいわけでもなく、ただ抱きしめてほしいんだなぁって。
障害児とおばあさんの合流が素敵でした。おかあさんが救われてほんとよかった。
高良くんの先生は、どこか抜けてて説得力ないしカッコいいことも言えてないけど、そこがリアルで良いと思った。
最後の終わり方がえっ、って思ったけど、きっと扉をあけて、あの子を抱きしめたんだろうなぁっていう想像をしたら、とってもいい映画だと思った。それを踏まえてこの映画の魅力!
いつも大事なシーンでは画面に映るのは中央にふたり、どこか青く、モスキートのノイズの様な音が響く。空間の中で、人と人は関わり合う。逃げ場のない空間で。その逃げ場のない心の傷を癒すのもふたり。だから、抱きしめる。
自分の幼い記憶がフラッシュバックし、劇中子供に戻った感覚になる。
しつけと暴力の境目を表現出来て、登場人物の憤りが伝わってくる。
見終わった後きっと誰かに抱きしめてもらいたくなる。見逃すのにはあまりに惜しい作品です。劇場へぜひ。
Tomoki

Tomokiの感想・評価

3.5
思ったほどよくなかった。子供に優しくすることが世界を救うってのは事実な気がするけど、
haru

haruの感想・評価

4.7
この監督、本当に胸に刺さる映画をぶつけてくる。
しかし鑑賞中のヒリヒリしている感情が、鑑賞後には浄化されていることに気づく。
まるで丁寧な治療のよう。

『そこのみにて光り輝く』にも共通するが、自分だけでは思うように解決できない痛みに寄り添う人が現れる。
どんな状況でも、まわりを見渡すと手を差し伸べてくれる人が必ずいる。
そしてただ待つだけでは無く、どう一緒に悩んでくれる人なのかを自分から知りに行く。この一歩がかなり大きいと思った。

優しさの伝播を何気なく言うシーンは見事だったし、さらに「枯れ木に花を咲かせましょう」を被せてきたりで、自分の心の持ちようで変えることができるという強いメッセージを感じた。

一方、大人のダメさも描かれていて、これもまたズサズサと胸に突き刺さる。
(今これをバスの中で書いているが、なんの罪悪感も無く大声で電話をしている婆さんがいて、映画とは特に関係ないが本当に大人が嫌になる)。
尾野真千子演じる母親は痛みを知っていて、娘への行為に罪悪感も感じていたが、生徒のあの親(父親と呼ばされてるあの人)にはそんな感情無いんだろうなと思った。
あの(仮称)父親は変わることができたのか…根は深い

それと池脇千鶴!
なんかハツラツとしすぎでどこか鬱陶しい〜とか思ってたところのあの救済!!あなたは女神さまですか……ああいう人が周りにいてくれるといいだろうなぁ。
というか自分がそうなれっていう話か。

喜多道枝が、数週間しか咲いてない、はかない桜に過敏に反応している点はかなり重要。
それに気づき感じることができるかを投げかている。
過敏繋がりで、富田靖子の息子に視点が行く。
障害者だが、観客の誰が観ても間違いなく「いい子」と思えるだろう。それに気づく喜多道枝。
この構図がとても美しい。
まさに親が子供に向けべき眼差しの象徴がこの三人からは感じられた。

映画の構成について
高良健吾と尾野真千子の接点が全くないことに鑑賞後しばらくしてから気づいた。
それぞれ置かれている状況、立場は違うが、根源的な問題は一緒だったから気づかなかったのかもしれない。
映画の時間軸では、先に高良健吾が抱きしめられ、しばらくしてから尾野真千子が抱きしめられるシーンが来る。このシーン間の時間が、問題を解決するまでのもどかしさと被り、その後あの抱きしめシーンがくるので強いカタルシスを感じる。
カメラが追っている対象が移り変わっても問題は共通している点は説得力があった。
あと音楽のかかるタイミング絶妙‼︎

ポスターの絵とキャッチコピーだけでも見て欲しい。
それでも何も感じない人は映画を観て欲しい。
Pika

Pikaの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

2015.07.18

人の手が温かいこと、力になること、そして武器にもなることを知った。家族であっても家族でなくても助けることができ、傷つけることができ...心が揺さぶられる。

「宿題」の感想を述べる子どもたち、そこだけドキュメンタリー調で急に現実に引き戻される感じもした。良い悪いではなく。

最後、ひまわり学級の子どもたちを見て、鉄棒の前でチャイムを聞き、神田さんの家に走った先生。彼の心にどういう変化が起こっていったのか具体的には表されていないのに、波のように何かを感じたのは監督の上手さなんだろうなぁ。
「そこのみ」と続けて見たせいか、池脇千鶴演じる千夏が大宮夫婦として生まれ変わった感じがとても伝わって来てまずそこが嬉しかった。

生活感や圧倒的な演技力は今作はダウンしてるものの、身の丈にあった希望はこちらの方が感じうるから好きですー!
脚本的にも面白い手法もあったりよく出来てること。
Akari

Akariの感想・評価

4.2
社会問題。邦画はあまり見ないけど劇場で見れてよかった作品。たくさんの人に見てほしい。最後のシーンの音楽とあの走り、感動的
海月

海月の感想・評価

3.9
池脇千鶴が昔から好きなんだけど流石ですね。
役を全うしてる。

全編通して胸が苦しくなる。

虐待はしてしまう親も病気なのだ。悲惨な可哀想な状態なのだ。
ただ悪者に扱うのではなく周囲が気付いてまずは抱きしめ助け出してあげるべきだ。

印象に残った場面は、仕事や恋に疲れてる高良健吾演じる主人公がソファでくたぁ〜なってるとこに子供が寄りそって「がんばって」って言うシーンは凄いと思ったなぁ。ハッとしたよ。
あれはどんなカンフル剤、ユンケル、ニンニク注射より強力だわ。
ちおた

ちおたの感想・評価

3.7
抱っこって温かい気持ちになるのはずっと知っていても、自分な気持ちに余裕がなくなってる時って出来なのです。
子供も大人もみんな必要なんだよなってあらためて思いました。