きみはいい子の作品情報・感想・評価 - 292ページ目

「きみはいい子」に投稿された感想・評価

AYAKA

AYAKAの感想・評価

4.2
それぞれの演技も素晴らしかったけど、やっぱり池脇千鶴は凄いなぁ。
そして考える映画は大好きだ!
chi

chiの感想・評価

4.5
2015.07.01 @テアトル新宿
昨年衝撃を受けた「そこのみにて光輝く」の呉美保監督の新作ということで見た。
私は今、大人と子供の間くらいの年齢だ。だから、この映画を見た多くの親世代の方たちとは異なる視点からの感想になるだろう。
終始泣いていた。親の気持ちもわからないのに。
私は虐待やネグレクトを受けた経験もいじめられた経験もない。しかし、私にとってとても辛く苦しいシーンがあった。学級崩壊だ。これは経験した。小学6年の頃。思い出した。クラスメイトも映画の中の子供たちと同じように、授業中に机の上を走り飛び回った。疲れ悩む高良健吾演じる役を見て、私の先生もこんな風に苦しんでいたのかと思った。先生を抱きしめてくれる人はいたのだろうか。
映画として、とても良かった。呉美保監督の作品は今後も見続けたい。そして、好きな女優は誰かと聞かれたら、池脇千鶴だと答えることにします。
YUMIHO*

YUMIHO*の感想・評価

3.7
虐待の連鎖、発達障害、自閉症。子供たちとその親に精一杯向き合うことが私たちにできること。
米粉

米粉の感想・評価

-
「たった一人でいいから」が溢れてる映画だった。
たった一人でいいから気付いてくれる人がいること、たった一人でいいから手を差し伸べてくれる人がいること、たった一人でいいから抱きしめてくれる人がいること。
それだけで人は救われ、前を向いて歩くことができる。
商談が上手くいかず落ち込んでいた日、たまたまふらっと入った定食屋のおじさんが帰り際に「頑張ってね」と声をかけてくれたことがある。
見ず知らずのおじさんの一言でどれだけ救われたことか。
帰り道に思わず涙ぐんでしまったことを思い出した。
そんなふうにして今の自分はその“たった一人”たちに生かされているんだなと気付く。
そしてペイフォワードのように、また自分も誰かにとっての“たった一人”になりたいと強く思った。
小学校で4年生の担任をしている
岡野先生(高良健吾)が、「家族なら誰でもいいから、抱きしめてもらってくること」という宿題を出します。
10歳というと
恥じらいが出始める微妙な年頃。
翌日、ほとんどの子どもが
「安心できた」とか「落ち着いた」とか照れながら楽しそうに感想を言い合う。

優しく抱きしめることは
本当に大切なんですね。

自分がそんな育てられ方をしなかったためか・・・
自分の子育てを
いささか反省。


大人も子どもも
みんな見るといい映画ですよ〜。

それにしても、
今小学校では、男の子も「さん」で呼ぶのですね。
「くん」の方が好きですけど。
ニュースでも、小学生は「さん」
読みしますものね。
そういうことなんだ。
今の小学校の先生は大変ですね。
私にはとても務まりません。

「神田さん(くん)」は
誰かに抱きしめてもらえたのか・・・
最後明るい曲で終わったから
きっとそうしてもらったと
信じます。

呉監督作品の常連、
池脇千鶴も高橋和也も
やはり上手いね。
学級崩壊、虐待の連鎖、ネグレクト、独居老人、こんなにたくさんの問題を詰め込んでいるのに、どれも薄っぺらい描写になっていない。それでいて押し付けがましくもない。

全部を言い切ってしまわなくてもわかる余白を持たせているので、リアル感の喪失にならない。

作品を締めているのが池脇千鶴の演技と、ドキドキするほどリアルな小学生たち。演技じゃなくドキュメンタリーかと思うほどの演出はすごい。

音楽にも惹かれた。子どものひとりが歌う、つたない「歓喜の歌」のソロから、それをアレンジしたピアノ曲へ。
桜吹雪と、登場人物たちが大団円へ向かう場面でのこの曲に、鼓動が早くなるような盛り上がり。

エンディングのタイトルロールに乗せられるバイオリン曲も素晴らしい。
若いのにスゴイ監督だと思う。
モスクワ映画祭では最優秀アジア映画賞を受賞した一方、日本では「家族という病」皮肉にもそんな本がヒットしています。そういった意味では観る人を選ぶ作品なのかもしれませんが、地域コミュニケーションが表面的になっている今だからこそ胸に響くメッセージがあるのだと思います。

--未熟な大人だって存在する。しかしそんな彼らも様々な事情を抱えている訳で、その事情を生み出したのは紛れもなく現代社会。人情味のあった昭和を知ろうが知らまいが、みんな平成という複雑な現代で生活している。「再生と希望の物語」と予告編にて謳っているのもココに準じているのかもしれません。

(教室での小学生のやり取りを見てクスクス笑っていたのは年配の方。それがとても印象的でした。昭和と平成、教育現場での世代差も感じた。あれはかなりリアルだし、あそこからイジメに繋がる事もあるので決して楽観視出来ない状況。岡野先生も作品のような環境で小学校時代を過ごしたであろう事を思いながら観ると彼の葛藤が際立って判る)
Jun8

Jun8の感想・評価

4.6
もう言葉で表せない…。
大人になっても褒めてもらう、抱きしめてもらうって大切で必要なことなんだろうなって。
この映画をみて自分も救われたと思う。
こはる

こはるの感想・評価

4.5
子供を可愛がると世界が平和になる


教育実習直後の公開だったので一層グッときた


抱きしめられたい。子どもだって、おとなだって
AyuMiX

AyuMiXの感想・評価

3.9
池脇千鶴は役者だなーと。ここ数年の出演作見てるといつも思う。
感情移入出来る身近さ。その表情やしぐさ、わかるなぁいるなぁと。とにかく自然。
それでいて大事な言葉や行動に説得力がある。いつも心を揺する女優さん。

自分がされた事をしてしまう、それがどんな痛みを身体や心に伴うか知っているのに。
だから苦しいのに、周りもそうだから。私だってされたから。とどこかで許される場所を探してしまう。
そして、傷つけた相手の救えない相手の手が、心が暖かいことに触れるとたまらなくなる。

簡単なこと、子供だけじゃない。周りに誰かに優しくするとその人も優しくなれる。子供時代に素直に出来ていたことがずっとずっと出来たらきっと幸せな世界なんだよな、答えは簡単に出る。
それでもどうして出来なくなっていくのだろう。

とにかく自分の負の部分、出来ない事、生まれてしまう嫌な気持ちがどんどん画面に現れて正直辛かった。

それでもこの映画は希望だけのハッピーエンドじゃなくて。
続いていく日常を。踏み出した先にも苦しさもやっぱりあるんだろうというラストなのが私は良かった。

希望だけじゃ生きられない、でも希望がないと生きられない。それは子供かもしれないし、誰か他人かも。

尾野真千子の役のママとか。そんな簡単に変われないんだろうきっと。また自己嫌悪するのだろう、それでも向き合うとイライラしてしまうのだろう。

そうやって続いていくんだ現実はとすごく思わせられた。

希望がある楽しい映画ではないけれど。忘れていたりなくした事、シンプルなことを思い出しました。