他人の記憶に入り込む能力を持つ「記憶探偵」のジョンが、依頼を受けて入り込んだある少女の記憶。
簡単に終わるはずだったその仕事は、やがてジョンの運命を大きく狂わせていく。
物語の鍵となるのは、人の記憶の曖昧さ。
鮮明に覚えていると思っていた記憶も、実は自分の都合のいいように塗り替えられている、ということはよくある。
記憶探偵のジョンは他人の記憶に入り込み、様々な事件を解決してきた。
しかしそこには偽りの記憶も混ざっているのだ。
ジョンを惑わす美少女アナをタイッサ・ファーミガが好演。
彼女の魅力に浸る99分間と言っても良い。
全体的な雰囲気作りも上手いが、なにか物足りない感じがする。
マーク・ストロング演じるジョンの魅力が充分に活かされてなかったのではないかと思う。
もう少し感情移入するための時間があってもよかったかなと感じた。