Rosso

ニンフォマニアック Vol.2のRossoのレビュー・感想・評価

ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)
3.8
は〜〜〜やっぱりラース・フォン・トリアーは裏切らねえってことだな(掌くるくる)

もうね、ラストで爆上げよ。
やっぱり、やっぱりやっぱりそうなるかと!!

このラストのために約4時間色情狂の女の人生あれこれを聞いていたかと思うと、そして女も心を許してセリグマンに話していたかと思うと、、、はあ〜やるせねえ。

途中の不快指数はvol.1を超えてます。だって鞭打ちがあるんだもん、痛々しすぎて見てられなかったなあ〜
んでもって自ら求めて鞭打ち&頬殴られしに行くって、今の僕の知見じゃエラー起こしてまうよ。
全く心情に寄り添えねえ。

あとアンチクライスト視聴勢は絶対にLascia Chio pianga(私を泣かせてください)が流れて息子ベッドから降りた時点で察しましたよね、なんだよこのゾッとする演出。この辺りさすがです。

ジョーとセリグマンの掛け合いも段々と心地よくなるんですよ、良いコンビというかとある設定暴露以降セリグマンは聞き手としてピンズドなんやろなあとかね、
それらを全部ぶち壊して「な?人間ってクソだろ?」みたいな皮肉さえ問いかけてくれるラースの厭世的な世界観に合掌。

唯一まともだなと思ったのは
ジョーのセラピスト的なポジのモブが仰ってた「誘因を排除し危険性を減らすこと」こそ大事みたいな金言ですね。
これよ、これ。僕がインドアで好んで飲み会控えめギャンブル風俗NG生活送ってることを称賛さえしてくれていると錯覚できるこの金言、なんか認められたみたいで刺さってまいましたな、でへへへ。
Rosso

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