トムトム

パシフィック・リム アップライジングのトムトムのレビュー・感想・評価

2.5
世界中のロボファンを熱狂させた作品の続編という事で期待していたがデル・トロから監督が変更されて一抹の不安がありました。残念ながらそれが的中してしまいました。

「エヴァンゲリヲン新劇場版」の様に腰がくびれたデザインのイェーガーが「トランスフォーマー」よろしくキビキビ動いてポーズを決めるのが全く趣味に合わなかった。
重い鉄の塊をパイロット2人がガッシャンガッシャン動かして徐々に加速していく重量感が好きだっただけに残念。
ガンダムとガンダムSEEDの違いというかどちらが優れているかではなく好みの問題。

たまに観てはテンションを上げる前作のOPの様な発進シークエンスが無いのは大減点。とにかくスタートの掴みが弱すぎる。
前作のキャラの扱いが全体的に酷い。
成長して強キャラとして活躍して欲しかった。個人的に1番萎える内輪揉め展開なのも含めてこの監督とはとことん好みが合わない。

訓練生同士の友情があまり描かれていないのでラストの燃えが足りない。
前作の脚本も決して褒められたものでは無いがロボに対するフェティシズムがあったが今作はそこがイマイチ。

五体合体するとかもっとバカバカしく弾けて欲しかった。


レジェンダリーフィルムと言えば付き物の大スポンサーの愛人という噂も納得の美しさのジン・ティエンも大活躍。
正直コイツが仕切り始める展開に全く乗れなかった。

いいところは昼間の戦闘が多い事。
ラストのジプシー・アベンジャーの飛行シーンはロボファンにとっては「マジンガーZ」を特撮ファンは「仮面ライダー フォーゼ」を思い出して良かった。
トムトム

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