つまらなかったわけじゃない。
イェーガーの動きは思ったほど滑らかになってなくて少し安心した。
けど前作で感じた重みは少しなくなったような気もした。ストーリーなんてハナから期待してないけど、少しでもストーリーにフックを持たせようとしてアラがとんでもないことに。
あの人の途中退場だったり、途中から熱いキャラに変わる中国人の唐突さだったり、もはや名前も思い出せない助演女優の子の過去だったり、ラストのシーンのふわっとした感じだったり。
どこにもカタルシスはない。
あのテーマ曲が流れる瞬間は一瞬可能性を感じたけど、サクッと終っちまった。
前作にはなかった昼の戦闘シーンはやっぱなくて良かったんだな。
デルトロじゃなきゃ、自分の中の妄想がどうしようもなくあふれ出るような人じゃなきゃ、そこに本当の怪獣愛がなきゃ、小手先だけじゃあんなにグッとこないもんなんだな。
決してつまらなかったわけじゃないんだけど。。。
期待しすぎて空回り。
改めて1の出だしを見返して観ると最初の10分から出来が違いすぎる。。
イントロの世界感の表現から、アガるテーマ曲、錆びついたスーツにイェーガー、水しぶき、重み。全然ちげぇ。。。
細部に神は宿る。
2018.16
