簡潔にこの作品を例えるなら……。
容姿は綺麗で結構話は合うんだけど『なんか違う』感じな女の子から猛アタックされてる感じ。
日本のロボットアニメへの愛情とリスペクト”は“感じられる。
何よりもデル・トロ監督による偉大な挑戦を続編として繋いでくれた事には感謝したい。
中国資本の作品なので理不尽なまでに中国人ゴリ押しなのは10000歩譲って納得しよう。
だから好意的に評価はしてあげたい。
………でもやっぱり言いたい。
これ、マイケル・ベイが作ったの?
まるっきり『◯ランスフォーマー』でしょコレ。
”巨大ロボットに搭乗して戦う“という、前作の異常なまでの拘りがとても薄い。というか皆無。
戦闘シーンはガチャガチャしてて何してるかよく分からないし、意味不明なスローモーションがやたらと多い。
あとどうにも納得できないご都合主義が多すぎる。
特にラスボスを倒すまでの過程は全く意味不明。
一体どういう理屈なんだよ…😠
一番許せないのは前作で世界を救った”英雄“ローリー・ベケットを完全に無視してるところ。
いくらチャーリー・ハナムのスケジュールが合わなかったからと言っても、まるで居なかったかの様な扱い。
森マコ(菊地凛子)は出てくるけど速攻でご退場。
何でもかんでも分析出来てしまう超高性能なコンピュータも訳がわからん。
沢山出てくる肝心のイェーガーは前作よりスタイリッシュになってはいるが、逆に重厚感が全く無くなって飛び回ったりしてる。
パイロットが操縦してる感じがしないんだよなぁ…😞
そのくせ最終決戦の地を東京にしてくれてたり、ガンダム愛なカットがあったりしてウザい位に『日本大好き!』な感じは伝わってくる。
何とも困った作品である。
最後まで観るとどうやら続編を作る気満々らしいが、デル・トロ監督以外ならどうかやめて頂きたい。
もっと評価してあげたいけど、贔屓目に見ても2点が精一杯です…。