あかんかった。
前作が何故ウケたのか全く理解できていない。
「前作は日本リスペクトな作品だったから、今作はなんと日本を舞台にしてあげたよ!どう?好きでしょ?嬉しいでしょ?」と言わんばかり。違う、そうじゃない。そういうことじゃない。
何もかもが薄味。
前作で怪獣に止めを刺した剣。あれに「そんなに強いなら初めから使えよな」と言うのは無粋の極み。でも今作は色んな技をポンポンだす。なんの迷いもなく。でも出すだけ出して勝てないから必殺技でもなんでもない。ロマンも糞もない。
イェーガーを動かす重量感もゼロ。自分の体と何も変わらないかの如くひらりひらりとトリッキーな動きで走り回る。
エヴァンゲリオンか?トランスフォーマーか?
華奢でスタイリッシュなデザインにすりゃそらカッコいいさ。誰だって分かってる。
のしのし動くより凄い速さで動き回ってた方がそりゃ迫力も有るだろうよ。
ただこの映画の魅力はそこじゃないでしょ。
売れたもののガワだけつかってそれっぽい物作ったって良いものは作れないと思う。