るるびっち

パシフィック・リム アップライジングのるるびっちのレビュー・感想・評価

3.3
前作に比べて、普通の映画になってしまい詰らないという意見をよく聞く。
前作が8歳児の考える怪獣とロボットの落書きのような映画だったので、その稚拙ながら溢れ出るパワーが魅力的だった。
監督のパワーやこだわりが前作程感じられないということだろう。
カイジュウの稚気感が薄まった。単なるロボット映画に堕ちた。
それでも、当たり前のハリウッド映画として嫌いではない。
英雄の父に劣等感のある人物が、自分は英雄ではないと言いながらも兵士を鼓舞するうちに英雄化していくとか、冷淡な敵方の女性社長がヒロインの作ったポンコツロボットに乗り込む。など、観ていて心地よくなる演出があり、ハリウッド映画として楽しませる要素がある。
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