やんきぬ

パシフィック・リム アップライジングのやんきぬのレビュー・感想・評価

4.5
前作のノリとはちょっと違っていたけど、これはこれでとても面白かった。
なんというか、前作は「怪獣」がいかに恐ろしく、人知を超えた存在として描かれていて実質的には怪獣が主役の「怪獣映画」だったけど、今作はイェーガーを強くかっこよく描くことに力が入っていて言うなれば「スーパーロボットもの」のそれだったように思う。実際、作中には日本のロボット作品への愛情とリスペクトを感じさせるシーンや設定がいくつもあった。
例えば、アマーラのスクラッパーはボスボロットだし、オプシディアン・フューリーはブラックオックスだし、「グラビティ・スリング」は超電磁なんとかだし、シャオ産業のヤツはあの作品の劇場版の量産機だし、トーキョーにはアレが立ってるし…etc

字幕版、吹替版どちらも観たけど、今回は字幕版の方が良かったかな。前作の吹替版のような遊び心はあまり感じられなかったし、中国語と英語の掛け合い部分は字幕版でないとその面白さがなかなか伝わらなかったような気がする。

それにしても、ジェイクのアイスクリームシーンは傑作だった。右手に持ってるんだか左手に持ってるんだか…なめたはずなのに増えてるスプーンのアイスとか、どこぞの塩振りシェフぶりやら、置き去りにされてその後が気になるアイスやら…あのシーンだけでも見所満載ww
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