おはる

パシフィック・リム アップライジングのおはるのレビュー・感想・評価

4.0
「Mt.Fuji…?」
あの戦争から10年。平和を享受していた人類の前に再びKAIJUの脅威が迫る!というお話。

すこぶる評判が悪く散々な言われようの本作。元々特撮ものにそこまで深い思い入れもない上、兼ねてから前作は内容の割にやたら持ち上げられ過ぎでは?と感じていたためか個人的にこの続編は大満足の出来。

ただ否定している方々の気持ちはなんとなくわかる気がする。あんなに重量感があって鈍重だったイェーガーが本作ではなんかシュッとしていて超アクロバティックな動きもしてるしでトランスフォーマーかよ!って感じだし、あと人類滅亡の危機にあるというのに絶望感や悲壮感が全然感じられない。
まあ、いつまでも懐古趣味のオタクどもに目配せばかりしてらんねーんだよ!こちとら万人ウケ狙っとるんじゃい!という制作側の意図がそうさせたのかもしれません。

ただまあ近年の日本のカルチャーへのリスペクトは増した印象。KAIJUの何某に感染したイェーガーやイェーガー量産機の暴走なんかは完全にエヴァやん!って思ったし、あと東京の街をのっそのっそ進むKAIJUに対して倒壊したビルで攻撃するとこなんかは『シン・ゴジラ』っぽいなあと。

あとひたすらにアマーラことケイリー・スピーニーが可愛かったです。
おはる

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