へる酔ぃ

マイ・インターンのへる酔ぃのレビュー・感想・評価

マイ・インターン(2015年製作の映画)
4.4
アンハサ姉ちゃんとロバートおじさんの年の差コンビ

アン・ハサウェイは「プラダを着た悪魔」から12年。「プラダ〜」でダサダサ女だったのに、今作品ではファッションサイトのCEOでバリバリ働ける女性へと変化して登場した。ロバート・デ・ニーロは「タクシードライバー」から39年。「タクシ〜」で女性と初デートにエロエロポルノを見に行ってた男が今作品では紳士な好々爺だ。しかも男やもめだし、ちゃっかりより添い遂げてるし。

物語は定年退職後、妻は他界し何に縛られるわけでもなく余生を過ごしていたベンおじいちゃんがある日街角に貼られているシニアインターン募集を見つけたところから始まる。それはファッションサイトの会社。カジュアルな格好でタブレット、PCを使いこなす若者の中にピシッとスーツを着こなし、年季の入った手帳と置時計を使うおじいちゃんが一人迷い込むわけだ。CEOは華やかなファッション業界で大成功を収め、プライベートも充実しているジュールズ姉さん。会社の中を自転車で走り回る彼女は柔軟な思考を持った女性の見える。到底、古い物にこだわり続けるベンとは相いれないように思えたが、長年の経験から的確なアドバイスをくれるベンにジュールズも心を開いていき……。

まず、話の設定が楽しい。親ほどに年の離れたコンビ、しかも若い方が高い立場で、上に立ってそうなおじさんが新人。ベンもふんぞり返るわけではなくあくまで誠実にジュールズを支えてくれる。素敵なおじいちゃん……。

なぜか、映画が始まった途端に涙が出た。暖かい陽光と優しい音楽に包まれ副交換神経優位で涙腺が緩んだからか。

久しぶりの仕事で鏡の前に立つ姿は「タクシ〜」のそれと被る。また、アン・ハサウェイの部下の一人に学歴はしっかりしてるけど毛玉の付いただっさい服を着たポストアンハサ的な女の子がいたりして細部が面白いと思った。

ベンおじいちゃん、新聞紙で一体何を隠したの?