滝和也

マイ・インターンの滝和也のレビュー・感想・評価

マイ・インターン(2015年製作の映画)
4.4
あまり、普段は見ない
映画を見てみましょ(^^)

映画はできれば現実と差のあるものをなるべく見たい。普段は営業で会社人間の私には、ビジネスモノはコメディであっても避けます(笑) ですが108Kの方が見て4.1のスコア…。興味を引きました。アン・ハサウェイにはラブ&ドラッグで泣かされましたし…。

70歳、妻とも死別し、やもめ暮らしのベン(ロバート・デニーロ)。ふと見つけたシニアインターンの求人に応募する。その会社は主婦だったジュールズ(アン・ハサウェイ)が、僅か1年半前に立ち上げ、急成長したファッション通販サイト運営会社、IT企業だった。ベンはその人柄と人生経験を活かし、ジュールズや若いメンバーの力になっていく…。

ほっこり…。

心温まるとはこのことでしょうか。序盤のベン(ロバート・デニーロ)の就活用の自己紹介ビデオの言葉から、直ぐにシンクロしました。「人の役に立ちたい。音楽家が終わるときは心から音楽がなくなる時、私にはまだ音楽がある…。」ある意味この映画の全てを表しています。社会と接していると言う事は、人の役に立つことをする事。その想いをベンは形にしていきます。

人として、正しいことを当たり前にしていく。それも押し付けるのではなく、若い人を思い、さり気なく。その温かさが本当に染みますね。そのさり気ない温かさがこの映画の良いところだと思います。

それはロバート・デニーロの素晴らしい演技に支えられているのは言うまでもないでしょう。ベンは仕事の基本ができている人物であり、それは人としてできた人物と言う事。抑えた演技で無言の表情だけで、その全てを表してしまう程です。その豊かな安心感を誰よりも醸し出せるのはデニーロ以外にありませんね。また優秀だが、急成長の中、家庭に、仕事に翻弄されるジュールズ役アン・ハサウェイの演技も素晴らしい。可愛らしさは容姿だけではありませんね(^^)。

実は…私の毎日も若い子供たちと言ってもいいメンバーと過ごしています。会社も基はベンチャー企業。ベンが勤め上げた電話帳を作る会社の様に紙が基本だった企業から、今はネット商品を売るようになっています。その流れの中、運良く私は今もその会社にいるのですが、パソコンは周りの若い方より下手(笑) それでもやっていけているのは、ありがたく、周りから兄貴と呼ばれる毎日。

そんな自分に置き換え見てしまいました。最近、少し頑固になったかなと。年をとると気が短くなったり、視野が返って狭くなったり、ベンのように大人の振る舞いができているのかなと…。自らを律して周りに配慮し、優しく寄り添う、時に真実を語り、鼓舞し…。彼のように人として役に立つ。その自分の原点に立ち返ることは、できるのだろうかと。

理想を見せてもらった気がします。とても難しい、それは映画だし、と思うことなく、少しでも近づきたいなぁと思いますね(笑)