ちきーた

マイ・インターンのちきーたのレビュー・感想・評価

マイ・インターン(2015年製作の映画)
2.7
ジュールズ(アン・ハサウェイ)は元主婦。
ネット通販で頭角を現わし始めた会社の
社長。
頑張り屋さんで責任感が強く
仕事も子育ても家庭も大事にしたい気持ちは人一倍。

でも何でも自分でやり過ぎて
スタッフはそのフォローに手一杯。
ワンマンなやり方に次第に不満が溜まり始めたところに
シルバーのインターン雇用枠でベン(ロバート・デ・ニーロ)が就職してくる。

働く女性の「守り神」みたいなデ・ニーロ。
「女性だから」「旦那子供がいるから」「キャリア浅いから」なんていう先入観なく、きちんと1人の才能ある人間として頑張っている人を見守っている。
それはやっぱり「第一線を知り尽くした」余裕からくる「人生の深み」みたいなものかしら。

「タクシー・ドライバー」「レイジング・ブル」「アンタッチャブル」や「FAN」「マラヴィータ」「ダーティー・グランパ」からの「マイ・インターン」という流れで最近はデ・ニーロフィーバーなんだけど…何をやってもデ・ニーロだよね!
アン・ハサウェイも何をやってもアン・ハサウェイだけど(笑)

ストーリーも激しくなくスリリングでもない、と思ったら女性監督でしたか。なるほど。

物語の中で家庭をとるか仕事をとるか悩むジュールズに
「あなたほどの才能に恵まれた人が仕事を辞めるのは勿体ない」というベンの台詞…

ここにこの映画の全てが集約されている。

うーん

悪くないけど、やっぱり良くも悪くも「女性目線」でしかない感じだし
仕事頑張ってる女性に媚びてるとしか思えないようなメッセージ臭い所もチラホラあって
「そうじゃない(そう出来ない)女性」は敵に回っちゃうかもなー。

あのベンを誘惑しようとしていて、最後には中指立てた女性や、ママ友達や、仕事いっぱいいっぱいになっちゃってたベッキーなんかは、きっと監督の「嫌いなタイプ」の女性なんだろうけど、この演出は良くないわ。

いいキャスト使ってるのに、作り手の個人的なエゴが滲み出ちゃっててちょっと引くわ。