幸せのかたちは人それぞれでも大切なことは一つ。
それを頭でわかるのではなく心で感じさせてくれる。
生きていくのが楽しみになる、そんなハッピーな映画だった。
観ているあいだずっと微笑んでしまっていた。
ベンの行動には押し付けがましいところがなくそれでいて愛が溢れているから幸せな気持ちで満たされる。
落ち込んでいるジュールズをベンが優しく労ってあげたシーンでジュールズが
"どうしていつもいいことを言えるの? 正しい時に正しい行動 すごすぎる"
と言うのだけど、なぜそれができるかと言えば、ベンが相手の気持ちを常に思いやっていて相手の気持ちを理解しているから。
言うのは簡単だけどやるのは難しい。
素敵な大人というのはこれができることだと思わずにいられなかった。
生きていれば嫌なことはたくさんあると思うけど、それに対してどんな姿勢で臨むのか、それを教えてくれている気がした。
"じゃ これからはハンカチを持って"
細部に魂は宿る、その積み重ねが自分を、人生を作っていく。
そう感じさせてくれた。