高齢の俳優ロバート・デ・ニーロ(当時72歳)とまだまだ現役バリバリ髪の毛サラサラ「ラックスッ、スゥーパァーリｨッッチｨ！」のアン・ハサウェイ(当時33歳)の生々しい歳の差対比が本作の中心ではないでしょうか？
アンが上司でロバートが部下という設定ですが、二人の会話のやりとりにおける表情を見ていると年齢と人生経験というものは簡単に超えることは出来ないのだなあと感じます。
それはもちろん演技という狭い範囲の話ではなく、誰でも解る顔面や頭髪などの衣服から露出してきる部分の感覚情報や話し方や身のこなし方も含めての差です。
高齢社会というのは否応なくやって来ますしそれに対して我々は皆順応していかなければなりませんが、本作は単なるライトコメディとしての立ち位置だけではなく、そうした意味でも重要な事を発信している作品だと思います。
年上の人が部下になったら皆さんどのように接っします？
考えておかなきゃいけませんね。
私の場合でいうと、年下の上司に仕えた際の接し方です。
本作を観ると意外と難しそうで、ロバートの演技が参考になりそうです。
