てる

暗殺教室のてるのレビュー・感想・評価

暗殺教室(2015年製作の映画)
3.4
面白いじゃん。正直バカにしてたけど、思っていたより青春していて面白かった。
人類を容易に滅ぼせる超生物と高校生たちの奇妙な生活。殺せんせいは自分を暗殺出来るように彼らを教育する。時にはハンデをあげたりして。それは絶対に暗殺出来ないという強い自信があるからだ。暗殺という奇妙な目標だが、彼は生徒らを成長させようとしている。
彼らも絶対に暗殺できないとわかっているし、本当に殺したいとは思っていないはずだ。彼らは殺せんせいが示す目標に向かって突き進んでいるだけだ。学校の中では爪弾きにされ、劣等生のレッテルを貼られた彼らは腐っていくしかない。しかし、目標を与えられたことによって、頭を巡らし、何かを成そうとしている。それが暗殺というのが何とも奇妙であるが、その目標に向けて、彼らは団結し、絆を深めている。そこに人間ドラマを感じるのだ。
他にテーマなんてありそうなもんだが、こんなテーマでも青春が描けるってのはすごいなぁと素直に感心した。
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