ゆきの

ライフ・アフター・ベスのゆきののレビュー・感想・評価

ライフ・アフター・ベス(2014年製作の映画)
3.3
デインデハーンとオーブリープラザ!?
一体どんな映画になるんだろう、、って期待と恐怖が混じった気持ちでパンドラの箱を開けると、意外にもシュールかつブラックジョーク満載でクスクス笑えたり心がグサッときたり。

主人公のザックの元に死んだはずの彼女が戻ってきた!見た目は何もおかしくないのに、記憶がなんだがおかしい…。んなこたいいんだ!とばかりに2人は付き合いたてのカップル張りにいちゃこらに余念がない。(なにこれ羨ましすぎるんですけど)
次第に彼女がゾンビとしての頭角を現してくる。
お腹減った。なに食べたい?あなたが決めて。お前が決めろよ。なんでよ!
こんな些細な事で喧嘩が始まり、彼女の肌はボロボロになり異臭まで放つ有様。
あぁ、、一つのカップルの終わりを見ているようだ、、辛い。若しくは結婚後のお嫁さんだ。旦那さんが「昔はあんなんじゃなかったのに…」ってよく言う台詞、ザックも「彼女が変わっていくのを見たくないんだ」。ヤメテーーー!!!
ゾンビになった彼女と終止符を打つためのハイキング。ここはオーブリープラザのコメディエンヌの本領発揮とばかりに笑わせてもらいました。いつも下ネタお下劣ネタしか見てなかったのでこの作品での彼女には好感が持てるのが良かった点。

そしてベスだけがゾンビになったと思いきや世界の一部地域で謎の現象が起きたとか、新しい彼女の存在とか、、いるかな?
中盤以降の展開にやや不満が残るものの、ベスとザック、2人の物語だけを切り取ると、男性側から見た恋愛ストーリーでおもろかったです。
500日のサマーとはまた違ったシニカルな視点であった…。心が痛い!
ゆきの

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