MayuShimada

エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方のMayuShimadaのレビュー・感想・評価

3.7
何気にキャストが豪華~!って思った映画シリーズ~!と言っても連続二作目~!

アイ フィール プリティー見てからエイミー・シューマーがなんか好きみたい。
ちょうどいいブスとか言って注目されてる芸人さんがいますが、エイミーさんまさにそれ。(失礼) ほんとちょうどいいブス。(失礼) 挽回できなくもない顔立ちと体型。(お前何様だ?) 服と髪型で、可愛いはつくれる!(うるせぇ)

そんなエイミー・シューマー演じるエイミーが両親の離婚をきっかけに恋愛観が捻じ曲がり、拗らせに拗らせた挙げ句ちゃんと幸せを見つけるハッピーなお話。

ま、ありがちですよ。ありがちなんですけどね、至るところでちょっとした皮肉とか、他の作品を引用したジョークなんかが盛り込まれてて、ひねくれ者を楽しませてくれる仕様となっております。

そもそも原題からちょっとひねってて面白いのよね。
調べてみたらtrainwreckって列車事故って意味なのよ。一瞬なんで列車事故?って思ったけど、列車って脱線すると事故るじゃん?あ~!皮肉屋~!ってなったよね。面白いね。
だからこそのこの邦題ね。もうこれはしょうがない。うまく日本語にできないもんね。

エズラ・ミラーの乱はなかなか面白かったなぁ。
エズラの時のエイミーの当惑っぷり。うん、わかるよ。その当惑はわかるよ。なんだかコイツの頭の中でファンタジーが展開されているな?って思うとき、大人の女性なら無いことも無いよね。
ね?
きっとこの文を読んだだけじゃ何のことだかさっぱりでしょうが、映画を見ればわかる。絶対わかる。
でその頭の中夢と希望でいっぱいな役をエズラがやってるっていうのがツボなの。合ってるの。なんで彼そういうちょっと変態な役ばっかりやるの?でなんでしっくりくるの?!

ジョン・シナが「マーク・ウォルバーグ野郎!」って言われるのもそれにブチッとくるジョン・シナもめちゃくちゃ面白かったし。
なんなんだよもう、イジリすぎでしょ。

恐らくリバイバル上映であろう、作中登場する映画館で上映されていた、抽象的でメタファーを多用していて一回見ただけじゃ理解が及ばないけど、映像がとにかく美しくて芸術だと賛美され、そんなに映画に詳しいわけでもない人達にも「この映画私のベストテン!」とか言わせるような、謎の"伝説的白黒映画"に出演しているダニエル・ラドクリフとマリサ・トメイにも何してん?笑 ってなった。
この二人に決めた監督及びキャスティング担当に拍手を贈りたい。
ぽい!あるある感がすごいのよ!
ニヒルな雰囲気漂うダニエル・ラドクリフを是非楽しんで欲しい。

筋書きはけっこう普通なのに肉付けの部分でおおいに楽しませてくれたひねくれコメディでした。
あ!あとティルダ・スウィントンの若作りイケイケおばちゃん編集長も良かった!
あの人はほんと役でぜんぜん雰囲気違うよね。格好良くもなれるし綺麗にもなれるし、不幸にもなれて悟れて人外もいける。
素晴らしい振り幅。

予想以上に楽しめたなーこの映画。けっこうおすすめよ。ライトなコメディと見せかけてアダルティ~なシーン多いから、見るときは身近なおちびちゃん達に注意ね!
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