カルピス

ダーク・プレイスのカルピスのレビュー・感想・評価

ダーク・プレイス(2015年製作の映画)
2.0
シャーリーズ・セロン演じるリビーは可哀想な人である。
子供の頃に、兄を除いて家族が全員殺されてしまうのだから、しかも犯人は兄で、現在刑務所にいる状態。
いやー可哀想なリジーだな〜って思いますが!!!
さすがにいい加減にせーよ!
とちょっと言いたくなる気持ちもあります!
現在のリジーは大体30代後半になりつつある女性で無職。
殺害された母の保険金と事件のあった当時は、リジーが可哀想とゆう事でアメリカ中から小切手をくれる人達の手紙が来て、さらに事件に関する小説も出版した為、それの印税も入ってきて、働かなくても暮らせるぐらいのお金があったのだが、それが彼女をダメダメな人間してしまった様で、今では残りの貯金は400ドル程しかない状態。
しかも、物語が進むにつれて、事件の真相が分かってくるのだが、リジーは当時の事件の事を一切知らない状態。
小説も本人が書いたわけではないので、小説の内容も一切知らない状態。
彼女は30年も生きてきた中で、当時の事件に関して、全てに蓋を閉めて、悲劇の被害者ぶって事件に関して調べようとしない行為が、観てるこちらとしてはただ腹の立つ人物にしか見えない。
しかも、常に殻に閉じこもった様な陰湿な暮らしをしてて、ふざけるな!って一言でやんす。

まー高校の時とかにどの様な境遇を受けたとかの描写はないので、この30年間生きてきた中で辛い事もあったのかもしれませんが、それでも多少はちゃんと生きようよ!
と、映画の展開的に仕方ないのかもしれませんが、主人公があまり好きになれない映画でした。
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