自分の記憶が一日でふりだしに戻るなら、
やっぱり私も記録を残しておくでしょう。
でもどこに記録したんだっけ?
いえいえ、記録したことすら覚えてない。
毎朝傍らで眠る男性が誰かもわからない。
何という恐怖。一から状況を説明する夫。
彼は悲しみに慣れていて 私の傷は新しい…
とある医師がコンタクトをとってくる。
事故でなく事件の後遺症では?
彼女をとりまく状況、人物が皆どことなく怪しい。
記憶がもたないという制約も効いている。
ああ、こんな真相知りたくなかった。
いや、知ってよかったこともあるけれど。
でも彼女、やっぱりまたすべて忘れてしまうのかしら…?
主要の俳優さん達がよかったので、暗さのあるサスペンスに品がありました。