モリシ

しあわせはどこにあるのモリシのレビュー・感想・評価

しあわせはどこにある(2014年製作の映画)
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コメディ要素があるのに、人生の核心をついてくる感じがある。そして猛烈に旅に出たくなる。

「幸せってなんだろう」「どうすれば幸せになれる」「どっちを選べば幸せか」
幸せについて誰もが1度は考えたことがあると思うし、もはや常に考えてるものかもしれない。
私は常に考えてる。なぜなら幸せになりたいから。だけどこれについては簡単に答えが出るもんじゃない。

主人公のヘクターのように、経験が答えをくれる場合もあるし他人から教えてもらう場合もあるんだろう、、、
終盤に出てくる教授の「何かを探すことの幸せ」という言葉にハッとさせられた。
幸せになるために何かを探すのか、何かを探してること自体が幸せなのか。
この映画を観ても幸せになる特効薬的な方法なんてものはもちろん分からないままなんだけど、それを見つけるためのヒントは授けてくれるような気がする。

探すこと、考えること、自分から寄り添っていくこと、他の世界を見ること、それらはすべて"過程"かもしれないし"幸せ"なのかもしれない

クライマックスの、変な機械を頭に被ってるところのシーンがやばい。良いぞ!サイモン・ペッグ!となった。