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ザ・ウォークのchipのレビュー・感想・評価

ザ・ウォーク(2015年製作の映画)
3.9
先日
フランスのモンサンミシェルまで2.2キロを綱渡りをして、世界新記録をうち立てたフランス人がいるとニュースで言っていました。
この映画を思い出しました~
3Dで映画館で観たのが6年前…
久しぶりに再鑑賞しました、
とても良かった。。


1973年のパリの風景から始まります。
セピア色のパリの街並みがオシャレな雰囲気でした。
自転車で走る彼、フィリップ…
3D効果が一番効いていたのはこの冒頭でした~
あの目のくらむような高層ビルのシーンではあまり効果がなかった気がして…
そこだけがっかりしたのを覚えています、笑

パリの大道芸だった彼が、
雑誌で見たNYのツインタワービルを渡る夢を持ち、
協力者を集めて実行する、
彼自身が語り手となって進むストーリーはドキュメンタリーのようでもありましたが…
さすがロバート・ゼメキス!
観ていてドキドキしました、ときめきました。


二つのビルの距離は42.67m、高さは411m!
ワイヤーを張り強度を確認して…
違法な挑戦!
演じたジョセフ・ゴードンは本人そっくりでした~
フランス訛りの英語がまたいい。
サポーターたちがよくフィリップを支えました。
大きなことを成し遂げる人は、他の人を惹きつける何かを持っているのかもしれない。。
師匠パパ・ルディは、「ガンジー」ベン・キングズリーでした。
ずっと一緒だった彼女アニーを演じたのは、大好きなシャルロット・ルボンでした。
カメラマンのルイもすごくいいヤツ、
高所恐怖症のフランソワが心配でしたが…😅
渡り始めたら小躍りしていたから、安心しました~


綱渡りが始まり、地上411m、
彼がとても気持ち良さそうな表情で、優雅な足取りでした。。
中ごろでのパフォーマンスは圧巻!
マンハッタンの風景もきれいでした~

この挑戦は1974年8月7日…
ニクソン辞任の年でした。


冷たそうに光るツインタワーは当初あまり人気がなかったようですが、
彼の綱渡りがタワーに命を吹き込んだと…
NY市民はタワーのファンになったそうです。
ツインタワーがまだそこにあるように感じる映像が素晴らしい。。
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