YokoGoto

ザ・ウォークのYokoGotoのレビュー・感想・評価

ザ・ウォーク(2015年製作の映画)
4.5
初めて、MX4Dで臨場感溢れる映画を観た。
これまで、味わった事のない、映画への没入感・臨場感を味わい、すごく胸が震えた。
これまでの感じていた客観視された『映画』から、より感情移入できる主観的な『映画』へ。映画の見方や概念を変える体験で、すごく幸せだった。

『The Walk』は、1974年にNYのワールドトレードセンタービルのツインタワー間を、ワイヤーで綱渡りをしたフィリップ・プティの実話を映画化した話題作。

最新のVFX技術で、地上から411mの空中で、実際に綱渡りしている臨場感を観客まるごと体感できる映画に作り上げた本作。監督は、バック・トゥ・ザ・フューチャーのロバート・ゼメキス。

3D映像は何度も観たことあるが、MX4Dは初めて。
3D映像だけでは、あまり感じられなかった感覚があった。

カメラワークと共に、スクリーンに吸い込まれるような座席の動きで、映画の中に入っていくような感覚。
スクリーンの中の、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットの頬に、触られるような気さえしてくる。2Dでは奥行きが感じられない、3Dだけでは温度が感じられない、MX4Dではこれらが全部感じられるような新感覚である。

さて、MX4Dの感想はここまでとして、映画の感想だが、映画は自伝的物語なので、いかに無謀な綱渡りが現実のものとなったか、という話なので内容はシンプル。

ひたすら、主役のジョセフ・ゴードン=レヴィットの演技がステキすぎる。
フランス人の役なので、訛りのある英語を話すのだが、そういう感じも細かくて良かった。(ジョセフ・ゴードン=レヴィットってフランス人だっけ?と思って検索してしまったほど。笑)


序盤は、綱渡りまでの葛藤と人間模様が躍動的に展開され、後半の綱渡りシーンでは、一気に、地上411mまで観客を連れて行く。

さらに、ラストのワールドトレードセンタービルへの哀愁には、グッとくるものがある。

何もかも忘れて、映画に没入できる映画の偉大なる力を感じ、さらに映画が大好きになった。