やし

ザ・ウォークのやしのレビュー・感想・評価

ザ・ウォーク(2015年製作の映画)
3.3
恐怖を打ち消して言った。
"不可能だ"
"それでも やる"


今は無き(亡き)ワールドトレードセンタービルの2棟で綱渡りをした、ある曲芸師の物語…
ってことで見どころは当然、後半で描かれるであろう、そのシーンだと。それだけだと。

なので鑑賞前は、それだけでよく映画化までしたなとは思ったが、あらま、意外と見どころ盛りだくさん。

まずは、ジョセフ・ゴードン=レヴィット。
イケメンだが、庶民っぽさもある彼の雰囲気のおかげで〈犯罪行為〉でもある数々の行動にもダークな印象はなく、素直に応援したくなるし、緊張感も掻き立てられる。
フランス語訛りの英語も良い。

そして、その犯罪行為であるミッション達成に向けて検討、必要な資材、仲間集めと、なかなかにワクワク要素があって飽きさせない。


もちろん、"綱渡り"シーンは息を飲むほどの迫力だし、もっとあっさりしたものだと思ってたので、予想外の展開も楽しめた。
もし、これ映画館(3Dver.)で観ていたら間違いなく足震えていたわ。


この話が絵本にもなっているらしいので今度読んでみよう。
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