このレビューはネタバレを含みます
たかだか高いビルに紐かけて綱渡りしました、って話なのに凄く魅せる魅せる。
警備員から隠れる為に慌ててエレベーターの穴に隠れるシーンや、クーデター結構直前に謎の男と鉢合わせになるシーンなどのドキドキさせるネタの出し方が上手い。
単に見つかる、隠れる程度の話なのに凄く上手い。
一番の綱渡りシーンも良い。手に汗握るし何より美しい。
渡る直前、靄がかかって下界と隔絶されるシーンは特にお気に入り。
ここら辺監督の手腕がキラリと光る作品だった。
劇中、主人公が綱渡りをする事でビルに命を与えた、という台詞がある。視聴者としては、この監督が作品を通じて綱渡りという一見単調なモノを魅力あるエンターテイメントに生まれ変わらせる、まさに命を与えたような内容だったと感じた👌
凄く良かった!