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グラスホッパーのmitzのレビュー・感想・評価

グラスホッパー(2015年製作の映画)
1.0
伊坂幸太郎の世界観と映画は「アヒルと鴨のコインロッカー」や「重力ピエロ」などのように親和性が高いと思います。お決まりのラスト数分間の回答編によって、それまでの伏線の回収率に比例して観ている側の満足度は高まります。
が「グラスホッパー」についてはそれらの作品のどれにも属しません。登場人物が多い割に説明不足の上に展開が強引なため、血縁関係も対立軸も曖昧で誰にも感情移入が許されないままの回答編です。根が絡まったまま手元だけ解かれる種明かしを観ながら、目的もなく映画館へ来てしまった自分を悔いました。

ずいぶん昔に石井克人監修の「Grasshoppa!」という映像レーベルがありました。きっとその刷り込みがこの映画を観た動機だと思います。「ターミネーター3」に匹敵する10年に一作あるかないかの駄作です。