若くして夭折した、1回しか会った事のない父ティム・バックリーの追悼コンサートにアーティストとして参加する事になったジェフ・バックリー。そっくりな彼に驚くかつての父の仲間たちや、父に憧れる女性。一度しか会った事のない父の愛や音楽に触れ、自らの存在をそのコンサートで知らしめた伝説のミュージシャン、ジェフ・バックリーの軌跡を描いた物語。
何も共有しなかったはずなのに、確かに繋がっているように感じられる父と子の姿が切なくも愛おしい。音楽もすごくいい。
時間が経つにつれ、折に触れ耳に残る二人の音楽のせいで思い出す映画。本当にこの映画を見られて良かったと思う。